サッシの種類と性能まとめ
2019/08/04
断熱性、気密性、遮音性など、快適な家作りには欠かせない窓。窓サッシにも色々な種類があり、見た目、機能も様々です。
選ぶサッシによって見た目も性能も大きく変わるので、しっかりこだわって過ごしやすい空間を作りたいですよね。
今回はサッシの種類や性能についてご紹介します。
広く普及しているアルミサッシ
日本で一番使われているのがアルミサッシです。
重さも軽く、耐久性にも優れているため、開け閉めが簡単で使いやすいです。アルミサッシは一般的な建材で国内の多くのメーカーが製造しており、サッシの中でも安価なので取り入れやすいです。また、耐候性や防火性、耐久性にも優れています。
ただ、熱伝導率が高いので断熱性は劣るといったデメリットがあります。
断熱性、気密性に優れた樹脂サッシ
樹脂サッシは断熱性・気密性に優れていて、夏は外の暑さを遮り、冬は部屋の暖かさを逃がさない優秀な素材です。樹脂サッシの熱伝導率は、アルミのなんと1,000分の1。
結露しにくくカビやダニの繁殖を防ぎます。遮音性が高いため、静かな環境で生活することができます。また、樹脂は、海沿いの地域によくある塩害を受けることがなく劣化しにくいというメリットもあります。
ただ、アルミサッシに比べると重く、耐久性が低いことがデメリットです。
温かな風合いが特徴的な木製サッシ
古くからある旅館や学校などで見かける木製サッシ。気密性に難があり、隙間風に悩まされた木製サッシですが、改良されて最近は気密性の高い物が出ています。さらに、木そのものが熱を伝えにくい性質のため、断熱性が高く、極寒の地北欧では一般的に使われています。
機能性に優れた木製サッシのもう一つの魅力は、木の持つ温かみのある風合い。空間が一気にグレードアップします。北欧系の輸入住宅メーカーなどで使われています。木製サッシは、アルミと比べると重く、傷がつきやすくお手入れが大変で、しかも価格は高めです。
デザイン性が魅力のスチールサッシ
無機質な質感がおしゃれなスチールサッシ。耐火性能に優れ、強度があり、おしゃれなカフェや美容室などでよく見かけます。しかし気密性や断熱性で樹脂や木製、アルミに劣り、サビも出てしまうことがあるのでお手入れが大変です。
サッシは値段や性能も様々です。
軽くて耐久性のあるアルミサッシ、断熱性・気密性・遮音性の高い樹脂サッシ、あたたかな風合いが魅力的な木製サッシなど……。予算や用途に合わせて納得のいくものを選びましょう。
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